アプリって何?

アプリという言葉を聞いたことがあると思います。むしろ日常的に使用しているはずです。

ところでアプリって何か、ご存知でしょうか?

アプリとはアプリケーションソフトウェア(application software)またはアプリケーション・プログラム(Application Program)の略で、要はスマートフォンやパソコンで特定の作業をするためのソフトウェアのことです。スマホを使用している人の感覚的には「スマホのアイコンのやつがアプリ」というイメージかと思いますが、実はパソコンの中にあるExcelやメールソフトなども含めて全てがアプリケーションと定義されています。

それでは、ブラウザとはなんなのでしょうか?

アプリとブラウザの違い

アプリケーション(以後、アプリ)は事前に使いたいソフトウェアをインストールしておき、それを利用してサービスを使う事になります、わかりやすく言うと、Apple StoreやGoogleストアなどでゲームをインストールするイメージです。アプリの特徴は「1つの作業(目的)に特化している」と言うことです。

例えばゲームアプリのモンスターストライクを例に挙げると、このアプリの中では「ゲームで遊ぶ」事に特化したシステムが構築されており、その中でチャット機能や友達機能などがあったとしても、全てはゲームを楽しむための副要素でしかありません。

一方でブラウザとは、要はSafariやChromeのように、1つのソフトウェアで複数の作業(検索やショッピング、メールなど)ができるサービスのことを指します。

例えば、数年前にサービス終了しましたが、アメーバピグというゲームが流行っていましたよね。(多分20代後半〜30代世代の方なら知ってると思います…)

ブラウザではゲームもできますし、もちろん疑問を検索して調べたり、YouTubeで動画を視聴したり、はたまたこの記事のようにブログサイトで情報を発信することも可能です。

そういった「色々なことができる」ソフトウェアのことをブラウザと総称しています。

ブラウザはアプリの一種?

前章ではアプリとブラウザの違いを説明しましたが、実は定義上はブラウザも「アプリの一種」になります。

引用:https://contents.digitallab.jp/

身近な例で言うと、スマホで何かを検索する際に、SafariやGoogleなどのブラウザを利用していると思いますが、そのブラウザもアプリとしてスマホにインストールして、他のアプリのようにアプリを開いて検索するのではないでしょうか?

これは「ブラウザというアプリケーションを使用している」という事になります。

アプリの特徴は「1つの作業(目的)に特化している」ということだったけど、ブラウザは複数の作業ができるじゃん!

 

おっしゃる通りです。

ただ、こう考えてみると納得しませんか?

「複数の作業をする」という目的に特化している

このように考えられれば、ブラウザもアプリの一種と認識できるはずです!

アプリの無断譲渡は犯罪になります

過去に購入したりインストールしたアプリは、すべてアカウントの購入履歴に残ります。

仮に自分がiPhoneを使用していたとして、他の端末(例えば家族のAndroidや別のiPhone)では購入履歴が共有されませんので、通常であれば自分の購入した有料アプリを他で使用することはできません。

ただし、鋭い方なら分かったかもしれませんが、とある方法を使えば有料アプリを共有できてしまいます。例えば自他ともにApple製品を使っているのであれば、購入したアカウントを使って友達のiPhoneにログインすれば、自分の購入履歴からアプリをインストールすることが可能です。

こういった不正な方法でアプリをインストールする、また悪意を持って転売するなどを行った場合には、著作権の侵害やその他様々な法律により厳しく罰せられます。

更にこういった事案は一度発覚してしまうと、SNSやニュース等で拡散されやすいです。正義感が強い方が「他の人への注意喚起」と称して個人情報をいとも簡単に拡散させてくるからです。個人情報の勉強でもお伝えしましたが、一度世の中に自分に不都合な情報が出回ると、それを完全に消し去ることは不可能に近く、たった数百円〜数千円を節約するために、一生を棒に振る可能性があるということを覚えておきましょう。

信用できないアプリも存在する

Apple Storeは安全なアプリが多い

という話を聞いたことがあるでしょうか?

確かに、Apple StoreはAndroidのストアに比べてアプリ認証が厳しいため、一般的にウイルスが仕込まれているようなアプリに関しては殆ど無いと思って大丈夫ではあります。

ただしそれはあくまで“システム的な要因”に関してのみです。例えばアプリ内で得た個人情報を不正に利用するといった悪意に関しては安全かどうか、自分自身でのチェックが必要になります。

Tipsアメリカ議会下院は2024年3月13日、中国のバイトダンス社が運営する動画共有アプリTikTokの規制や売却に関する「外国敵対勢力が管理するアプリから米国人を保護する法案」を352対65の超党派で可決しました。TikTokを巡っては、中国政府に対する情報漏えいへの懸念から、バイデン政権が去年から連邦政府の機関に対して公用の端末での利用を禁止しています。

日本のお話ではありませんが、インターネットは世界中を繋いでいますので、当然日本で使用されたTikTokに関しても、情報漏洩の危険性があります。

また最近では楽天ショップやAmazonに比べて圧倒的に格安で購入することができるアプリ(名称は伏せます)が登場して話題になっています。かなり広告が出てくるのでおそらく皆さんもご存知と思いますが、あれらのアプリで格安で商品を販売できるのには裏がある場合も多いです。

  • 奴隷のような強制労働をさせられている
  • 赤字で破産させることを前提としている
  • 安く仕入れたカード情報などを裏で高値で販売して利益を出している
  • 政府介入による情報流出
  • そもそも不良品率がとても高く質が悪い

他にも理由があるかもしれませんし、もしかしたら「俺たちはお金のない人々を幸せにするんだ」と本当に善意でサービスを提供している可能性だって0ではありませんが、常識的に考えて何かしらの思惑や裏がなければ、あれだけ安い価格で売ることはできませんよね。

こういった「少しでも怪しいかも…」と思う節があるアプリは、利用しないというのが絶対的対策方法で、その次にどうしても利用しないといけないのであれば、プライバシーポリシーを熟読する必要があります。

自分の身を守れるのは自分だけですので、しっかりと考えた上でアプリの利用をすることが大切です。

 

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